ご自宅で出来るおもちゃ修理
おもちゃ修理に挑戦してみよう!
「動かないっ・・・壊れた!?」と思っても、案外、簡単な修理で動く事もあります。機械は苦手という方も多いと思いますが、落ち着いてやってみれば出来る事もあります。ここでは、ご自宅で出来るおもちゃの修理をご紹介しています。
A.電池まわりに強くなろう!
電池で動くおもちゃで、「動かない、スイッチが入らない」という症状で最も多い原因が「電池」まわりにあります。
A1.まずは、電池の残量を確認してみよう
動かないとなった時、全てを新しい電池に替えるか、入っている電池の電圧を、テスターや乾電池チェッカー(バッテリーチェッカー)を使って計測します。乾電池チェッカーはホームセンターや100円ショップなどで買うことが出来ます。
電池を使っている多くのおもちゃは、電池1個だけではなく2個以上使っている場合があります。複数の電池を使っている場合、1個だけ古いものや種類が違うものがあったりすると、それが原因で動かなくなる事があります。
「動かない」と思ったら、まずは、全ての電池を新しいものに替えてみましょう。電池のチェックの方法が分からない場合には、おもちゃ病院に持ってきて頂ければ、一緒にチェックします。
A2.電池ボックスの端子が錆びていませんか?
アルカリ乾電池を使用後に長時間放置して置いたりしていると、「液漏れ」という現象が発生する事があります。これは電池の中の「電解液」が外に漏れている現象で、この電解液が電池ボックスの端子のサビの原因となったり、回路に入り込んで故障の原因になったりします。
端子にサビが付いている場合、サビを落とす事で電池が流れるようになります。紙やすり、マイナスドライバーなどで削り落としますが、接点復活剤などを利用するとサビ落としに有効です。
◯乾電池の液漏れについての詳しい説明はこちら(外部リンク)
www.maxell-kids.com/maxell/hospital/denchi.html
B.パーツ割れ、折れた、空回りなど
プラレールなどの連結部分など、負荷が掛かるパーツが割れる事がありますが、交換部品が販売されている事もあります。
B1.メーカやおもちゃ屋さんに聞いてみよう
割れている箇所が特定出来る場合には、おもちゃのメーカさんのホームページを見たり、おもちゃ屋さんに問い合わせてみると、その部分を販売しているかどうか教えてくれます。
プラレールの連結部品など、比較的、簡単に交換出来る部分は販売されていますが、エンジンの中のギアなどは、一般には販売されていないので、そのような場合には、おもちゃ病院にご相談下さい。
B2.接着してみよう
強度が必要な場合は難しいのですが、プラスチック向けの接着剤や、ホットボンド(接着後の見た目は悪くなります・・・)などで接着する事が出来る場合もあります。
どの接着剤が良いか分からない場合、ホームセンターなどに行くと、アドバイスを頂けますし、おもちゃ病院にお越し頂ければ、無料でご利用頂けます。是非、自分で修理にチャレンジしてみて下さい。
B3.おもちゃの掃除をしてみよう
モーター系のおもちゃやミニカーなどで動きが悪いと感じる場合、車輪・車軸などにゴミが詰まっている事があります。カーペットの上で走らせたりすると糸くずなどが絡まりますので、時々、綺麗にしてあげると走りが良くなります。
お子様と一緒に修理する事で、「モノを大切にする心」を育て、機械や構造、科学への興味を持つ第一歩になります。是非、ご自宅やおもちゃ病院でお子様との修理にトライしてみてください。